本当に医者か調べる方法

 医者とお見合いパーティやネットなどで知り合った場合、相手が偽医者でないかは気になるところですよね。遊び目的で医者を語っている人に騙されたら困ります。

 実際、ネットの情報商材などには「女性にモテるマル秘マニュアル」として、「年収1千万の医者のフリをする」なんてものも出回ってます。怖いですね。

   偽医者に騙されないためにはどうしたら良いのでしょうか。このページでは、医者と知り合った場合、どうやって相手の身元を確認すればいいのかについてご紹介します。

 相手の名前をネットで検索する

 まずは相手の名前をネットで検索してみることをお勧めします。医者は所属している病院のHPや学会での論文発表などで、たいていネットに名前が載っています。なぜだか医者にはけっこう珍しい苗字の人が多いので、ネット検索でも探し易いと思います。


 ただしこの方法は、教えてもらっている相手の苗字が嘘だと意味がありませんよね。相手の免許証などを見せてもらうという手もありますが、自分が疑っていることを相手に悟られたくないと思います。

 そういう心配をしないためには、そもそも出会う場所を「本名を教えてもらえるところ(きちんとしたお見合いサイトなど)」にしたらいいと思います。 例えば、『結婚相手も【Yahoo!縁結び】で探す!』や『ブライダルネットby IBJ』 などのサイトでは、連絡先を交換した相手の本名(証明書で事務局が確認済み)を知ることができるので、比較的安心です。

 医者検索システムを使う

 ネットで検索しても、同姓同名がたくさんいてよく分からない!そんな時役に立つのが 厚生労働省の医者検索システムです。

 医師等資格確認検索
 苗字と名前の間に全角スペースを入れて検索するのがコツです。表示されるのは氏名と登録年だけですが、登録年からだいたいの年も推測できるので、同じ名前で同じ年頃の医者がいることが分かります。

 ちなみに、若手の医者はたいてい名刺を持っていないので、名刺による身元証明はあまり期待できません。

 経歴をよく読み込む

医者

 ネットのお見合いサイトなどで偽医者に騙されないためには、相手の経歴をよく読み込みましょう。経歴に書いてある出身大学が医学部のない大学だったり、勤務医なのに年収がありえない額だったりすることもあるようです…。

 調べればすぐ分かることは、手間を惜しまず調べるといいと思います。

 また、短期間でコロコロプロフィールが(しかも年収などの普通そんなにちょくちょく変わらないはずの項目が)変わったりするような人は信用しない方がいいと思います。

参考までに、医師の出世ピラミッドは下から順に「研修医」→「研究医」→「助手」→「講師」→「准教授」→「教授」となっています。この階層を頭に入れておくといいですよ。

学生時代の話を聞く

 相手の身元を確認するのに、大学時代サークルに入っていたかどうか聞き出すのもいいですね。何かのサークルに所属していたことが分かったなら、そのサークルのHPがないか探してみましょう。体育会系のサークルはけっこうHPを作っている率が高く、OB・OGの名前や写真を載せているところもけっこうあります。

 学会に参加しているか聞いてみる

 相手がバリバリやっている医者なら、しょっちゅう学会に参加していると思います。「最近いつどんな学会に行きましたか?」「次はどんな学会に参加しますか?」などと聞いてみて、本当にその日に学会が開催されているか調べてみるのもいいと思います。

 学会情報は、UMIN学会情報や、その科の学会のウェブサイト(例:日本麻酔科学会−学術集会・学術講演会情報)に情報が掲載されています。

 ちなみに、若手の医師が学会で発表したという場合、ポスター発表であることが多いです。ポスター発表とは、研究成果をまとめたポスターの前に立って、質問に答えるというものです。

 若いのに、壇上でスピーチした(しかも英語でスピーチした!)などと言っていて、それが本当ならけっこう将来有望なのではないでしょうか。

 カマをかける

医者

 怪しい部分が少しでもあれば、カマをかけるなどしてみましょう。例えば、本物でないと分からないような専門的なことを聞いて相手の反応を見てみましょう。
 (例)「認定医は取られているのですか?」「抄読会(しょうどくかい)って頻繁にあるんですか?」など。

【解説】
普通の人は認定医が何であるか知らないはず。認定医とは、数年の経験を積んだ医者が専門分野の学会の試験を受けて取る資格です。事前に論文を提出したり、筆記試験などがあります。これを取ったら次はさらに細かい専門分野の資格「専門医」を取ります。 抄読会とは勉強会のことです。この字を読めるかどうか試してみてもいいかもしれません

また、このサイトの医者に関するトリビアで紹介しているようなことを知っているか聞くのもいいと思います。(外科なら外科結びができるか見せてもらうなど)ただ、科によって専門知識が全く異なるので、他の科の医者が知っていることをその人が知らないからといって偽医者とは決め付けられません。あくまで参考程度にとどめてください。。 また、気になる人にはすぐアプローチしたいのも分かりますが、しばらく様子を見てみるのも手です。

 年齢について嘘を言ってないか調べる便利ツール

 嘘をつく人はたいてい、いくつも嘘を重ねているものです。(一番大事なところだけ嘘をつけばいいと思うんですが…)
 なので、年齢について嘘を言っている人は偽医者である可能性も高まります。彼が怪しいと思った場合、まずは年齢から確認してみるのはいかがでしょうか。

<年齢と干支のつじつま確認ツール>

(使い方)
 相手の生まれ年と干支を聞いてつじつまが合うかを確かめます。 十二支だけでなく、その前につく「十干」も聞いてみてください。(知らない人も多いかもしれませんが。)
※十干とは、十二支と同じように(きのえ、きのと、ひのえ…)とまわしていくものです。十二支と組み合わせると60パターンになります。(例)2010年は寅年ですが、十干も含めると「庚寅(かのえとら)」になります。

西暦:

 ↑相手の言っていた生まれ年(西暦)を入力して、「十干十二支を計算」ボタンを押してください。※JavaScriptが切られていると、動作しません。

このツールは、Open the JavaScript様を参考に作らせていただきました。



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